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2017年6月4日日曜日

メキシコ大地震 1Sismo en Mexico

 メキシコの国境の状況を見たくて ティファナに来て数日、メキシコ地震の知らせを受ける。すぐに飛ぼうとするが高いチケットしかない。キャンセルがでてるはずで安くなってると思ってたのだが、キャンセルがでたのは便のほうだった。次の日になんとか深夜便に滑り込みセーフ。さっそくボランティアの列に加わるが若者を中心に有志があふれている。あきらめて違う被災現場に行こうと歩いてるとトラックに荷物を積み込むグループに出会った。
「どこへ行くの?」「サン グレゴリオ地区に」
シティの中心を南に外れた被害の大きかった場所だ。
「参加させて!」
「別の車の荷台になるけどいい?」僕らはメトロに乗って待ち合わせ場所に。地下鉄移動中にコロンビアから来た中年の男が参加、待ち合わせの車に乗り込むと荷台まで満杯。渋滞も緊急車ということで優先させてもらう(少々強引)。途中で運転手が道を聞いたら、その若者も
「僕も歩いて向かってるんだけど乗せて」
さらに満杯になるが士気は上がる。とちゅうぼぼ徹夜で作業。僕らのグループ2時間ほど仮眠することになってトラックの荷台と路上に横になったら現場から歓声があがる。皆飛び起きてまた現場に。がれきの下に人の気配が、、、
このグループのトラックの運転手は探査犬の調教師、犬の名はベン。お手柄、作業員全員に会話、物音を禁止して呼びかけるが、結局生存していないようだ。無念。


わが班のメンバー、犬の訓練士、労働者、失業者、学生、太平洋側のコリマ州から来た消防士の女性、ケレタロ州から2日歩いて来たチェ ゲバラが年をとったようなおやじ、医者の卵、コロンビア人、そして日本人、多様だ。
深夜過ぎて冷えたがメキシコ人のハートは熱かった。


24日、夜、11時メキシコシティー  デルバジェ区倒壊したビル3棟、そのひとつから6日たって生存者が救出される!僕らは別の近くのビルの現場にいたが、聞こえなかったけどメキシコ国家とシエリート リンド(美しい空)というこの国の喜びの歌が合唱されたらしい。泣けてくる。

* アップロード遅れてすいません。昨日メキシコより帰国